活動報告

建設交通

令和3年11月定例会 一般質問「主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進について」

令和3年11月定例 一般代表質問「主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進について」

12月10日に行われました京都府議会一般質問にて、以下の項目について、質問しました。
質問内容と答弁内容を掲載しますので、ご覧ください。

<一般質問の項目>
・丹後地域の振興について
・企業立地の促進について
・主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進について

今回は、「主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進について」の質問を掲載させていただきます。

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(質問内容)
主要地方道宮津養父線岩屋峠の改良促進についてお伺いいたします。

宮津養父線は宮津市から与謝野町、兵庫県豊岡市を経て養父市を結ぶ道路として、古くから地域の産業・経済の発展に重要な役割を担ってきました。
また、地方創生の推進のため各地域がそれぞれの特徴を活かし、魅力あふれる地方のあり方を築くことが求められる中、京都府の天橋立、兵庫県の出石・城崎間の最短ルートである本路線は、地域間交流及び観光交流に大きく寄与することが期待されております。

さらに、京都府においては、京都縦貫自動車道の全線開通、兵庫県においては、北近畿豊岡自動車道但馬空港インターチェンジまでの開通など、京阪神と北近畿を結ぶ広域的なネットワークも着々と整備されており、これらのアクセス道路としても本路線の重要性は益々高まっています。

しかし、岩屋峠は急こう配で急カーブが連続する道路交通の隘路(あいろ)であり、また、冬期間の積雪、凍結により通行が困難なうえ、幾度となく豪雨等による土砂崩れに見まわれ、異常気象時には通行止めとなることから、両府県の日常生活をはじめ地域間交流に支障をきたしています。

平成30年の7月豪雨の際には、崩土もあり1週間程度もの間通行止めとなりましたし、先ほどの国道178号宮津市日置から伊根町間と同様に、本年の8月14日にも秋雨前線による長雨により、連続雨量120ミリを超え、通行止めとなりました。

このような状況を改善すべく、与謝野町や豊岡市、宮津市が平成26年に改良促進協議会を設立され、要望活動を粘り強く行ってこられました。

地元の皆様のご努力や丹後土木事務所、担当課の皆様のご尽力によりまして、ここ数年で目に見える形で改良事業が大きく進み始めており、地域の方々からのご期待を肌で実感しております。

特に、兵庫県の方々からのご期待も大きく、但東町にお住いの方から私の事務所に直接お問い合わせをいただくなど、両府県にとって非常に重要な道路であると確信しております。

そこでお伺いいたします。
現在、第一工区の事業を行っていただいておりますが、供用開始の時期や積雪・凍結対策などの進捗状況はどのようになっているでしょうか。また、第二工区へ工事が切れ目なく進むことを期待しておりますが、今後の事業の展望について、御所見をお聞かせ下さい。

(建設交通部長・答弁)

 「宮津養父線岩屋峠」の進捗状況と今後の見込みについてでございます。

宮津養父線は、議員ご指摘のとおり、宮津市から兵庫県養父市に至る幹線道路で、府県間の交流・連携と沿線地域の生活や経済活動を担う重要な路線でございます。

 しかしながら、岩屋峠の区間については、半径15mに満たない急カーブや8%を超えるような急勾配が連続し、一般車両と大型車両とのすれ違い時や冬期の積雪時の通行に支障を来しており、また、異常気象時通行規制区間にも指定されております。      

 このため、安定的で信頼性の高い人流・物流を確保する観点から、1.2kmのバイパス事業を平成26年度に着手し、整備を進めているところでございます。

 現在、兵庫県側の第1工区420mにおいて、地元の皆様の御理解と御協力により道路築造工事が順調に進んでおり、年度内にも舗装工事や消雪設備工事に着手する予定としております。

 今後、工事の進捗を図り、令和4年夏から順次、供用を開始できると見込んでおり、また、冬までには、消雪設備工事も完了する予定としております。  

 第2工区につきましても、切れ目なく事業進捗を図るため、今年度から設計に着手しているところであり、「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」予算を最大限活用し、バイパスの早期全線供用に努めてまいります。

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