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雇用対策

令和5年6月定例会 一般質問「府北部地域の人手不足への対応について(高校生のUターン就職の促進について)」

●令和5年6月定例会 一般質問「府北部地域の人手不足への対応について(高校生のUターン就職の促進について)」

6月26日に行われました一般質問にて、以下の項目について、質問しました。
質問内容と答弁内容を掲載しますので、ご覧ください。

<一般質問の項目>
●産業創造リーディングゾーンについて
・サステナブルパークとしての取り組みが示されている宮津エネルギー研究所跡地について
・丹後テキスタイルパークの取り組みについて
●府北部地域の人手不足への対応について
・子育てにやさしい職場づくりについて
・高校生のUターン就職の促進について

今回は、「府北部地域の人手不足への対応について(高校生のUターン就職の促進について)」の質問を掲載させていただきます。

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(質問)

次に、高校生のUターン就職の促進についてお聞きします。
府北部地域の人口減少の大きな課題として、高校から大学へ進学し、その後、Uターン就職が進まないという点があげられます。

マイナビが実施した2024年卒 大学生Uターン・地元就職に関する調査によると、地元就職を希望しない理由は「都会の方が生活に便利」「志望する企業がない」という理由が多かった反面、地元就職者を増やすアイデアとしては「高校生までの間に地元で地域活動することで地元への愛着に繋がると思う」など、就職を意識するよりも早い段階から地元への愛着を育てる必要性を挙げる声もみられ、さらに、「SNSを活用するなど気軽に情報収集できるようにすべき」「企業を訪問するための交通費補助があるといい」など、地元企業の情報収集や選考参加におけるハードルを下げる取り組みを求めるコメントもありました。

令和4年3月の府北部の高校卒業者数は、2646人であり、その内、進学者数は2040名で全体の77.1%となります。
先ほどのアイデアではないですが、高校卒業者へ就職や地元の情報をどのように届けるのかということも大変重要な取り組みであると思います。

現在京都府では、府北部の高校卒業者へ対しては、京都ジョブパークへの登録を促進し、時期に合った就職情報の提供やサポートを行っていただいております。また、登録の促進という点では、高校への訪問やPTA会長・校長会議において登録を依頼されており、平成26年からの延べ登録者数は、2170名とのことであります。
ただ、登録状況を聞いておりますと、年度ごとに登録者数のバラつきがあることから、進学してから就職までに時差があることで高校卒業時に登録を促しても心に響かず登録に繋がらないという課題があるのではないかと推察します。

京都ジョブパークの範疇を超えるかもしれませんが、就職という切り口ではなく、例えば、定期的に地元の花火大会などの「地元の情報が届くサイト」という位置づけにして、その中で就職情報も届くということにすれば、高校卒業時の子どもたちや高校の教員の皆様にも理解が得やすいのではないでしょうか。

そこでお伺いいたします。
京都府として、高校生のUターン就職の促進についてどのようにお考えでしょうか。また、府北部地域の高校卒業生に対して、先ほど述べたように、現在の京都ジョブパークの取り組みを進化させ、地元情報を伝える仕組みをつくることで、Uターン就職に繋げていくことも必要だと考えますが、ご所見をお聞かせください。

(答弁)

高校生のUターン就職の促進については、高校在学中や進学後も地元企業に関心を持ってもらうことが重要と考えております。 

このため、先の取組に加え、Uターン対策として、進学後も地元企業のインターンシップ等の情報を届け、地元への就職を意識してもらう契機とするため、高校生の京都ジョブパークへの登録促進に取り組んでまいります。 

また、地元への再就職を希望する舞鶴工業高等専門学校の卒業生を対象として、京都府が設置した専用相談窓口「きたがくデスク」を、高校卒業生へも拡充するよう検討するとともに、北部地域唯一の大学である福知山公立大学卒業生の地元就職を支援してまいります。

 さらに、議員の御提案も踏まえ、就活情報だけでなく、地元の祭や花火大会などイベント情報と合わせた発信や、AIチャットボットなど、最新技術の活用による求職者毎に適した情報の早期提供など、若者が興味を持つ内容や、情報を届ける手段についても検討してまいります。

  引き続き、北部地域の市町や関係機関とも連携し、働きやすい職場づくりの推進やマッチング機会の提供に努めるとともに、北部地域の人手不足対策に対応するため、北京都ジョブパークも含めた就業支援機関の機能を時代に合ったものに見直してまいりたいと考えております。

 

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