活動報告

蒼風会・会派視察 <姫路市 家島>

1月28日早朝から1月30日まで、蒼風会の会派視察に行ってきました。

28日は、姫路市 家島。
29日は、徳島県神山町。
30日は、淡路市 のじまスコーラ。

まずは、姫路市家島での視察で得たことをブログに書き留めたいと思います。

●姫路市家島への視察の目的
ハコモノ等を作っての誘客ではなく、今あるものを有効活用して、
交流人口を増やしていく様々な取り組みを学び、宮津市での交流人口増につなげたい。

家島風景

家島風景

●視察内容
・姫路市と合併する前は、H18年 14万人の観光入込数だった。
それが、H25年には、20万人にまで増えている。

・姫路市と合併することで、家島の観光協会がなくなることになった。
砕石業が低迷していく中で、観光に力を入れていくと決め、家島観光事業組合を立ち上げた。
この組合には、30団体が入っている。

・「いえしまコンシェルジュ」の取り組み。
「島の日常は、都会の非日常」をコンセプトに、島での生活や、島でしか体験できない着地型旅行商品を
JTB西日本さまと一緒に作り、販売している。
実際に、いえしまコンシェルジュの中西さんに島をご案内してもらいました。
下記の写真はほんの一部。
中西さんにご案内いただくことで、島の魅力が伝わってきました。
歴史を伝えることも大切ですが、地域ならではの生活スタイルも観光資源になりうるし、
それが面白いなと感じました。

家島観光マップ

家島観光マップ

魚は生きたままこのように売られている。

魚は生きたままこのように売られている。

船のスクリュー。島にはそこら中に大きな船が停泊しており、そのスクリューがいくつもおいてある。

船のスクリュー。島にはそこら中に大きな船が停泊しており、そのスクリューがいくつもおいてある。

普通は男性の名前が彫られているが、女性の名前ばかり。船乗りのご主人を想っての神社だからだそうだ。

普通は男性の名前が彫られているが、女性の名前ばかり。船乗りのご主人を想っての神社だからだそうだ。

島のガソリンスタンド。手で回しながらガソリンを入れるらしい。島では9割の方が原付バイクに乗っている。道が狭いから車での移動はしづらいのだ。

島のガソリンスタンド。手で回しながらガソリンを入れるらしい。島では9割の方が原付バイクに乗っている。道が狭いから車での移動はしづらいのだ。

・JTBさんが作成し販売している家島の着地型旅行商品。
http://h-ieshima.jp/program/index.html
どれだけいい商品があっても、販売できなかったら売り上げがあがりません。
しっかり出口戦略も考えられていました。

・高校生が地元の食材を使ったカレーを開発し、ちちんぷいぷいに取り上げられる。
観光甲子園などにも出場したことがある。
http://www.kobeshukugawa.ac.jp/kanko-koshien/
このような取り組みを通じて、地元の子供たちに、島の魅力を伝え、
将来帰ってきてもらえるようにしていきたい。

・リピーターを増やしていくことが重要。
リピーターにつながる要因は、食事。 島で取れる美味しい魚介が一番。
それに加えて、着地型旅行商品の販売などを行っていく。

・タッチパネル式の観光案内板が。

タッチパネル式の観光案内。

タッチパネル式の観光案内。

●得たこと。
地域が一体となり、観光に力を入れている。
一体となることが非常に難しいが、宮津市においても、一体となってPRできるか。
一体となるというのは、天橋立に来たお客様をどのように他の地域へ周遊させ、
滞在型観光を推進できるかがポイントとなってきそう。
天橋立観光協会でも着地型旅行商品を作っているが、販売方法とPR方法について、改めて勉強したい。

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