活動報告

12月議会で一般質問を行いました。

12月議会で一般質問を行いました。

動画がアップされておりますので、ご覧下さい。
一問一答形式で行い、気合が入りすぎて冒頭カミカミになっておりますが、
これもご愛嬌ということで、次回以降はしっかり自分の考えをまとめて質問できるようにしていきたいと思います。

以下、一般質問の内容になります。

<転入転出の実態把握を>

昭和30年には3万6千人を超えた宮津市の人口は、現在では、約半数の1万9千人にまで減りました。地域の活力の源であり、同時に活力そのものである人口の減少は、地域活力の減退と同義であり、強い危惧を抱かずにはいられない状況にあります。

また、人口減少の問題は日本全国の問題でもあり、先般、日本創生会議が発表した消滅可能性自治体の発表は、多くの自治体の危機感を煽り、人口減少対策を加速させています。
全国の市町村の人口減少対策をみてみますと、保育料の支援や医療費の支援、住宅や土地の提供、支援金まで多岐にわたります。
また、昨今では、100を超える支援メニューを作り、定住促進を図っている自治体もあるようです。
人口減少対策に終わりはなく、多くの自治体が試行錯誤されているのではないでしょうか。

そんな中で、宮津市におかれましては、人口減少に歯止めをかけるための定住促進戦略指針となる「UIターン推進アクションプログラム」に基づき、昨年度は13世帯32人の定住を実現され、空き家を活用した新規店舗開設への支援により4店舗が開業するなど、着実に実績が上がってきているかと思います。また、他にも、福祉人材の育成や子育て教育環境についての支援もこれから一層進められることと存じます。
定住促進へ向けて、しっかり取り組まれる姿勢は素晴らしいことだと感じております。

ただ、計画を進めていかれる中で、疑問がございます。

人口減少の中身は、自然減と社会移動の2つに分けられると考えており、宮津市では、社会移動の実態についてどのように把握されていらっしゃるのでしょうか。社会移動をしっかり把握することで、現在の施策が正しいのか、足りているのか、振り返り、施策に反映させていくことができるのではないでしょうか。

平成19年度の転入転出のデータをご紹介させていただきますと、宮津市への転入は623人、転出は797人となっており、174人の転出超過となっております。その内、京都府内への転出転入の状況は、舞鶴市へ25人、福知山市へ26人、京都市へ48人、京都府南部へ19人の転出超過となっており、与謝野町・京丹後市・伊根町などの近隣市町村への転入転出はほぼ同数です。転入・転出の調査をされたのは、平成19年度の一度きりと聞いておりますが、これまで実施されてきた施策の振り返りをするうえで、数年に一度、このような調査を実施するべきではないでしょうか。

また、人口減少の中でも、社会移動については、何らかの手立てを打つために、減少要因を分析する必要があると思います。
社会移動の中で、転勤等による転出については、現状、市の努力ではどうしようもないと考えていますが、転勤等によらないと考えられる近畿圏内における異動、とりわけ、府下の他都市あるいは本市の近隣市への転入・転出については、その理由等を把握・分析し、対策を講じていくことが、本市が選ばれるまちになるためには非常に重要なことであると考えています。

宮津市は財政が厳しい中で、多くの対策が講じられる状況にはありません。しっかり現状を把握し、少ない予算で大きな効果を上げられるように選択と集中をしていかなければなりません。

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以下、質問内容の概略。

①人口減少が進む中で、定住促進戦略へかける市長の想いや決意についてお聞かせ下さい。
自治単位で人口推計を出してはどうか。
②他の市では、人口目標や交流人口の目標を定められています。あまりに手の届かない目標では仕方ありませんが、宮津市では、市民と目線を合わせるためにも、将来の人口予測を推計し公表してはどうでしょうか。
③転入・転出の実数を市町村レベルで把握する必要があると考えております。他市ではHP上で転入元、転出先の市町村別の人数を一覧表で公表されていますが、当市でも住民異動届のデータをもとに、どのような年代の方がどの市町村に転出しているか、どのような世帯構成の方がどの市町村に転出しているかを集計し、今後の定住施策の議論に活用してはどうでしょうか。
④また、他市では、期間を定め、転入・転出者に対する窓口アンケートを実施し、施策に反映させようという動きもありますが、宮津市でも実施してはどうでしょうか。

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<今年度完成予定の情報センターと駐車場の活用方法について。>

平成26度の京都縦貫道・舞鶴若狭自動車道の全線開通をチャンスと捉え、丹後観光のゲートウェイとして、また、まちなか観光の起点となって、賑わいを創出し、地域経済活性化の起爆剤となるべく、宮津マルシェ構想がスタートしました。

その宮津マルシェ構想の第一ステージとして、今年度には、情報センターと駐車場・トイレが建設されます。

ここで、現在の京都縦貫道・宮津与謝道路の交通量についてご紹介致します。先日、北近畿経済新聞に掲載されておりましたが、宮津天橋立インターチェンジの交通量は今年5月から10月まで6カ月連続で前年同月を下回っており、利用者の減少傾向に歯止めがかかっていません。

皆様ご存知の通り、高速道路の延伸は、都市部との距離を縮めるというメリットもありますが、人の流れが変わることで、通り過ぎられる街になるかもしれないというデメリットもあります。

今回、建設している情報センターや駐車場を作って終わりではなく、周辺地域への回遊策や海の活用、交通ハブ機能の構築など、しっかりと準備をした上で、来年の情報センターのオープンへ望んでいただきたいと考えております。

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以下、質問内容の概略。

①情報発信の中核となる情報センター内に設置予定の観光案内所の委託先はどこですか?
②京都縦貫道が開通した後は、より一層車の台数が増えると思いますが、宮津市街地と文珠・府中間での渋滞緩和施策はどのように検討されていますか。
③マルシェ構想では、海との結節点と謳われておりますが、例えば、観光バスや車を浜町駐車場へ停めて、観光船で文珠・府中へ行くような観光プランの造成、浜町から文珠へレンタサイクルを利用して移動してもらう手段の確保や広報などは検討されていますか。
④宮津市民・近隣市町村の方へ周知と浜町へ来てもらう仕掛け作りは何か考えていますか?
⑤KTR65歳以上は200円にしたことで利用者が増えた。
 観光船も65歳以上の方がお孫さんと観光船乗ると無料になったり、割引になったりといった施策は考えていますか?

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