活動報告

高浜発電所に係る宮津市民説明会に参加してきました。

11月8日13時30分から17時頃まで、「高浜発電所に係る宮津市民説明会」に参加してきました。

▼次第は以下の通りです。
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・新規制基準に適合した高浜発電所の安全性について
原子力規制庁
<原子力規制庁への質疑>
・エネルギー政策における原子力発電について
資源エネルギー庁
・高浜地域における原子力防災について
内閣府
・高浜発電所3・4号機の安全性向上に向けた取り組みについて
関西電力
<資源エネルギー庁・内閣府・ 関西電力への質疑>
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会場には、宮津会館の1階席を埋め尽くす市民の方々いらっしゃていました。
各地区(宮津・上宮津等々)ごとに質疑が行われました。

現在高浜原発については、
①原子炉設置変更許可申請の審査が許可
②工事計画認可申請の審査が認可
③保安規定認可申請の審査が認可
となり、使用前検査の申請をしているとこだという説明がありました。
この検査が通れば、再稼働という流れになるそうです。

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●原子力規制庁からは、
①耐震・耐津波性能
②内部溢水に対する考慮
③自然現象に対する考慮
④火災に対する考慮
⑤電源の信頼性
⑥その他の設備の性能
(以下、シビアアクシデント対策)
⑦炉心損傷防止対策
⑧格納容器破損防止対策
⑨放射能物質の拡散抑制対策
⑩意図的な航空機衝突への対応(テロ対策)

の10個の新規制基準についての説明と高浜原発の現状の説明がありました。

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●資源エネルギー庁からは、
エネルギー基本計画を前提とした、エネルギー政策について説明がありました。
また、その中で、安倍総理の施政方針演説等の説明がありました。
(「原子力規制委員会が新規制基準に適合すると認めた原発は、その科学的・技術的な判断を尊重し、再稼働を進めます。国が支援して、しっかりとした避難計画の整備を進めます。立地自治体を始め関係者の理解を得るよう丁寧な説明を行ってまいります。)

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●内閣府からは、
避難計画についての説明がありました。
基本的には、京都府と宮津市と連携して対応していく。
医療機関・社会福祉施設の受け入れ(避難先)先確保については、京都府災害時要配慮者避難支援センターが受け入れに関する調整を行う。
また、在宅避難行動要支援者については、関係市町職員や消防団員が、屋内退避・一時移転等の協力を実施予定。防災行政無線、メール等を用いて情報提供を行う。
との説明があり、基本は屋内退避をすることで、木造なら60%、コンクリートなら80%遮断できると説明がありました。

●関西電力からは、現在の高浜原発の安全性向上に向けた取り組みへの説明がありました。

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また、質疑では、

・想定外の天災が起こった場合の対応は。
・今回にとどまらず説明会を開催してはどうか。
・事故があった場合の保障はどうなるのか。
等の質問がありました。

中でも、関心の高い、・中間貯蔵施設についての質疑も行われました。
見解は以下の通りです。

資源エネルギー庁からは、エネルギー基本計画の中に、
使用済核燃料の貯蔵能力の拡大を進める。とあるので、その通りにしていきたいという旨の説明がありました。

関西電力からは、中間貯蔵施設は福井県外で検討しているが、場所は今は言えない。
最終処分は六ケ所に持っていく。
また、高浜原発等では、使用済み核燃料の保管が9000体でき、現在は6231体あるという説明がありました。

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宮津市議会として、現在議会報告会でも説明しておりますが、
原発反対、及び、使用済核燃料を持ち込ませないという意思表示をしています。

今回の様子は、DVDにして各公民館でレンタル等ができるそうです。

是非ご覧ください。

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