活動報告

平成27年3月議会 一般質問内容

本日、一般質問を行いました。

下記の通り、一般質問を行いましたので、質問内容と当日の動画を掲載します。

今回の一般質問で伝えたかったのは、
人口が増えていた時代は、子どものために立派な小学校や幼稚園・保育所を作って、学ぶ場や保育の場を提供してきました。私も宮津の先人たちが築いて下さったその恩恵を受けた世代の一人です。

ですが、人口減少時代の今は、反対に、子どもの教育環境を守るために、学校を統合しないといけない時代になりました。

これからの時代は、人口減少が進んだ地域に住む子育て家庭の個別ニーズをしっかり把握し、その地域で子育てを続けてもらうために、状況に合わせたサービスを提供することが必要なのではないでしょうか。

特に、今回の質問で取り上げさせていただいた、由良地区や日ヶ谷地区のように、それまでは目と鼻の先にあった幼稚園・保育所が休園・休所になった地域、今後も同様の地域が増えるかもしれません。
そのような地域に暮らす子どもや子育て家庭へのサポートをどのように考えているのか。

宮津市の姿勢が問われていると感じています。

———————————-
<動画>

———————————-
<一般質問の内容>

急速な少子高齢化の進行は労働力人口の減少や社会保障負担の増加、地域社会の活力低下など、将来的な社会・経済に多大な影響を与えるものとして懸念されています。
宮津市においても、就労環境の変化や核家族化の進行など子どもや子育て家庭を取りまく環境は大きく変化しており、子育てを社会全体で支援していくことが必要となっています。
国においては、次代の社会を担う子どもを健やかに産み育てる環境整備を図るため、平成15年に「次世代育成支援対策推進法」を制定し、次世代育成に向けた取り組みを進めてきました。その後、平成22年1月には「子ども・子育てビジョン」が閣議決定され、平成24年8月に「子ども・子育て関連3法」が制定されています。
宮津市においては、平成17年3月に「宮津市次世代育成支援地域行動計画」を策定し、また、平成22年3月には前期計画を見直し、後期計画を策定し、「子どもが健やかに生まれ、明るく希望をもってのびのびと育つまち」を目指し、家庭と地域、企業や行政が一体となった取り組みを進めてこられました。
 そして、現在本議会で提案されている宮津市子ども・子育て支援事業計画においては、宮津市基本構想「みやづビジョン2011」に掲げる、人口減少に歯止めをかけるための「定住促進戦略」に基づき、子育て関連施策や学校教育の充実など、これから子どもを産み育てる若年層の市内定住に向けた環境整備を進めるべく、「子育てにやさしいまち みやづ」を基本理念とし、「子育てに夢を持てる環境づくり」と「子どもたちを健全に育む社会づくり」の2つの方針を立てられました。
 平成25年に745名いた就学前児童の人口は、平成31年には613名まで減ると予想されています。少子高齢化が一層進んでまいりますが、今回の子ども子育て支援事業計画をきっかけに、より一層、一人ひとりの子どもや、子育て家庭を大切にし、地域ニーズに合わせて若年層の市内定住に向けた環境整備を進めていただきたいと思います。

そこで、3点、質問させていただきます。

平成25年に、栗田小学校と由良小学校が統合されました。由良地区から栗田小学校へ通う生徒の通学状況をご紹介しますと、スクールバスに乗って栗田小学校へ通い、11月から1月の日が短い期間は16時。2月から10月の日が長い期間は16時20分に栗田小学校を出発して帰宅します。
次に、同時期に、休園となった由良幼稚園の状況をご紹介します。休園後も幼稚園への通園を希望される方は、栗田幼稚園に通っておられます。
幼稚園児の通園の状況は、「登園」については、小学生が使っているスクールバスで登園できます。
「降園」については、ご家族の方が15時ころにお迎えに来られております。
由良幼稚園が休園となる前と比べてしまうと、毎日の栗田と由良を往復しての迎えはご家族に対して相当な負担をかけていると思いますし、若年層の由良地区への定住支援を考えた際に、解決しないといけない問題ではないかと考えます。
 そこでまず考えられる方法として、小学生と一緒にスクールバスで「降園」できるようにしてはいかがでしょうか。15時に幼稚園が終わり、帰りのスクールバスが出発する時間、16時、もしくは16時20分まで預かり保育を申込み、待たなければいけないといけませんが、希望者には、是非スクールバスでの送迎を実施していただきたいと思います。
これが、一つ目の質問でございます。

 

二つ目の質問は、小学生が使っているスクールバスではなく、
幼稚園専用、もしくは小・中学生と混合乗車ができる小型バスをご家庭の状況に合わせて走らすことはできないでしょうか。
預かり保育が始まったことから、ご家庭のニーズに合わせて運行できるバスがあれば、より一層ご家庭の負担も軽減されるのではないでしょうか。
一度そのようなバスのことも検討するために、まずは、由良地区から栗田幼稚園へ通うご家庭の意見を聞く場所を持たれ、ニーズ調査を行っていただきたいと思います。

 

三つ目の質問は、
由良地区と同様に、保育所が休所となっている日ヶ谷地区から養老保育所へ通う園児の送迎サービスについてです。
日ヶ谷地区から養老小学校・中学校へ通う生徒は、一般混合乗車のバスで通学しています。
一般混合乗車ということで、不安な面ももちろんありますが、由良地区同様、養老保育所へ通う園児についても、スクールバスに同乗、もしくは、専用のバス等の運航を検討していただけないでしょうか。

 

以上で、一回目の質問を終わります。

PAGE TOP