宮津市議会 総務文教委員会で視察を行いました。
今回の視察も大変勉強になりました。
視察を受け入れて下さった各自治体の皆様には心から感謝申し上げます。
・11月7日 熱海市
熱海市では、シティプロモーションについての取り組みを学んできました。
ADさんいらっしゃい「http://www.city.atami.shizuoka.jp/page.php?p_id=970」などについてご担当者からお話をお伺いしてきました。
イベントなどに頼らなくてもテレビの露出を増やすことで観光入込客数を増やす戦略をとられています。
実際にこの事業を始める前と後とではマスコミに露出する回数が2倍(60件→120件)となったそうです。
市職員の働き方もイベント運営についての業務が減ったとの話を聞きました。
また、熱海市でタクシーに乗ると、運転手さんもテレビの露出が増え、観光客が増えたと仰っていました。
人手とお金を使って単発のイベントを行っていくよりも、
どのようにマスコミの露出を増やすのかという視点が大切だと実感しました。
私自身も、議会でシティプロモーションやフィルムコミッションなどについての一般質問を行ってきましたので、実際に行っている自治体のお話を聞くことができて、大変勉強になりました。
・11月8日 袋井市
現在宮津市でも、小中学校の学校給食をセンター方式にて検討しています。
そこで先進的な取り組みを行っている袋井市の給食センターの視察を行いました。
<袋井市 中部学校給食センター>
http://www.city.fukuroi.shizuoka.jp/kosodate_kyoiku/gakko/kyushoku/1425446967730.html
驚いたのは、給食のおいしいこと!
実際に食事を食べさせていただいたのですが、カレーのルーまで手作りで、
手作りに拘っていると共に、地産地消の取り組みを進められていました。
子供たちにおいしい給食を提供したいという想いが伝わってきました。
また設備や取り組みなどについても詳細にご説明いただいたので、
しっかりと宮津市の取り組みに生かしていけるようにしていきます。
・11月9日 沼津市
沼津市では、津波アクションプログラムや地域防災についての視察を行いました。
宮津市の総務文教委員会では、本年より「所管事務調査」を行っています。
所管事務調査とは、自主的に委員会で調査研究するテーマを決め、1年間通して調査研究を行い、
市へ提言を行います。
本年のテーマは「消防団を中心とした地域防災について」です。
今回の視察を行うにあたり、宮津市消防団の皆様に現状の課題について意見交換を行い、
議員全員が課題を共有した上で臨みました。
また、消防関係に詳しい方に先進地として沼津市を紹介してもらい決定しました。
この視察を通して特に勉強になったのは、
防災(避難経路など)について地域住民でグループワークを行われていることです。
どんなに設備を整えても、自助や共助の取り組みがなければ、自分たちの命は守れません。
自分たちがまず何をしなければいけないのかを、行政から伝えるのではなく、
地域住民が主体的に考え行動することが大切だと学びました。
宮津市においても府中地区で自主防災組織が立ち上がるなどしておりますが、
現在の組織(自衛消防隊)を活用して、自主防災の取り組みを行っていくことが大切だと感じました。
今回学んだことはしっかりと総務文教委員会で意見交換し、
市へ提言していきたいと思います。