活動報告

産業振興

令和7年12月定例会 一般質問「半導体産業の振興について」

令和7年12月定例会 一般質問「半導体産業の振興について」

12月定例会にて、以下の項目について、質問しました。
質問内容と答弁内容を掲載しますので、ご覧ください。

<代表質問の項目>
①災害時の備蓄体制の強化について
②半導体産業の振興について
③災害に強い丹後半島の道路ネットワーク構築について
・国道178号宮津市日置地区~伊根町間の強靭化
・主要地方道網野岩滝線(男山工区)
④平安騎馬隊について
今回は、「半導体産業の振興について」の質問を掲載させていただきます。
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次に、半導体産業の振興についてお伺いいたします。

生成AIの普及や量子コンピュータの開発、自動運転技術の進展などを背景に世界の半導体産業が急拡大をつづけ、経済安全保障における「戦略物資」としての半導体の重要性がますます高まっています。また、米中などの主要国は半導体のサプライチェーンを自国で構築する動きを強めており、日本政府も国内生産売上高15兆円の目標を掲げて半導体の製造基盤強化を推進しております。この様な状況の中、京都府でも府市一体となり、半導体産業振興の事業を推進いただいております。

京都には、半導体製造装置のトップシェア企業をはじめ、半導体関連の世界的な企業やこれを支える中小企業が集積するとともに、半導体関連のスタートアップ企業も誕生していることから、パワー半導体、光半導体、AI半導体の3つを重点分野とし、産学公の連携によるエコシステムを構築するという方針を打ち出していただき大変心強く感じております。

また、本年5月には、西脇知事が台湾の公的研究機関であり、TSMCの生みの親である工業技術研究院、通称ITRIを訪問され、6月には、ITRIの胡副院長にご参加いただきフォーラムを開催されました。

府議会の海外調査では、今ご紹介したITRIも訪問させていただき、業務総督の林博士にお話をお伺いすることができました。林博士からは、半導体のビジネスモデルを具体的にお話しただき、世界の半導体サプライチェーンでこれから京都企業が勝機を見つけられる分野についてお話をお伺いできました。全世界で半導体が不足する中、TSMCなどが先を行く先端半導体分野に参入するのはハードルが高いが、材料や装置、パワー半導体の分野などは勝機があるとのことでした。

ただ、半導体分野でしっかり成果を収めていくためには、スピード感を持って臨んでいく必要があり、行政もワンストップ窓口を設けて、企業の支援をするべきだとのアドバイスをいただきました。

そこでお伺いいたします。

京都府では、先に申し上げたITRIとの交流をきっかけに、台湾で行われた半導体の国際展示会に京都企業数社と出展されるなど、台湾企業とのビジネスマッチングを支援されているとお聞きしておりますが、技術革新のスピードが極めて速い半導体分野において、京都企業が世界市場で存在感を高めるため、台湾のITRIをはじめとする研究機関や企業との連携をどのように深化させ、勝機を見出していくお考えでしょうか。単なる交流や展示会参加にとどまらず、共同研究や人材育成を含めた戦略的な連携の方向性について、お考えをお聞かせください。

(答弁)
半導体産業振興のための台湾との連携についてでございます。

台湾の半導体産業は、工業技術研究院、通称ITRIによる技術開発支援や補助制度などにより、政府主導で企業の育成等に取り組まれ、半導体製造の分野では今や台湾が世界のトップシェアとなっているところでございます。

去る5月に、知事自らITRIを訪問し、京都府・京都市の半導体産業振興の取組への協力や、今後の連携可能性について意見交換をしました。知事の訪問の結果、京都で6月に開催したフォーラムにはITRIの胡副院長に参加いただき、これを契機に相互交流が始まりました。

9月には、アジア最大級の半導体関連の国際展示会「セミコン台湾」に、京都のものづくり企業6社と出展したところ、半導体製造過程において製品品質などに大きな影響を与える熱管理技術など、最新の技術課題に関する交流を台湾企業と深めることができました。

また、出展と併せて、京都府・京都市の職員がITRIを訪問し、現在も意見交換を継続しているところであり、連携の第一弾として、京都企業の技術をITRIに紹介し、共同研究できないか協議しております。

共同研究によって、具体的な連携を深めつつ、双方の技術者の交流などを通じた技術を支える人材の育成についても議論を進めてまいりたいと考えております。

ITRIとの持続的な連携に加えて、京都企業が得意とする「グローバルニッチトップ」の技術力を台湾で発信することにより、台湾企業とのマッチングを進め、京都の半導体産業の国際競争力を高めてまいりたいと考えております。

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