9月10日に一般質問を行いました。
市からはかなり前向きな答弁をいただきました。
実現できるように今まで以上に積極的に動いていきたいと思います。
以下、当日の映像になります。
ご覧ください。
以下、一般質問の内容になります。
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蒼風会の中島です。 通告に従いまして一括方式にて質問させていただきます。
昭和30年に3万6千人を超えた宮津市の人口は、現在では、約半数の1万9千人にまで減りました。地域の活力の源であり、同時に活力そのものである人口の減少は、地域活力の減退と同義であり、強い危惧を抱かずにはいられない状況にあります。
そんな中で、宮津市におかれましては、人口減少に歯止めをかけるための定住促進戦略指針となる「UIターン推進アクションプログラム」に基づき、昨年度は14世帯26人の定住を実現され、空き店舗を活用した新規店舗開設への支援により4店舗が開業するなど、着実に実績が上がってきているかと思います。
新規店舗の開設では、新たな雇用を生み出しただけでなく、店舗が増えることで街中の魅力が増し、宮津市に住んで楽しいと想えるようなまちづくりに繋がっているのではないかと感じています。
今回は、その中でも、市街地の既存商業地域の空き家空き店舗等の遊休化不動産の活用について質問致します。
現在、市街地の既存商業地域には、路地裏に新しい面白い店ができていたり、面白い人たちが集まり始めている場所ができていたりと小さな変化が毎日起きていると感じます。
何故このような変化が起きているのかを私なりに分析しました。
近年できたお店は、店の規模は小さいですが、個性に溢れ、これまで宮津になかった新しい感覚のお店が多いのではないかと感じます。
そして、このような小さなビジネスの成功が積み重なり、まちに新しいイメージを生まれ、続々と似た動きが起きているのではないかと思います。
まだまだ小さな変化かもしれませんが、この流れは、既存商業地域をさらに発展させ、市街地の魅力を高める大きな可能性があるのではないかと考えています。
この変化の兆しを掴み、市街地の既存商業地域の賑わいづくりにつなげていくためには、現在行っている補助制度に加えて、遊休不動産の活用を促進する施策が必要だと考えます。
今回は、その遊休不動産の活用を促進する施策として、リノベーションスクールをご紹介します。
リノベーションスクールとは、国内のリノベーションやまちづくりの分野において第一線で活躍する実践者から経験と手法を直接学びながら、実際の遊休不動産を対象に、グループワークでリノベーションプランを作成します。
最終日には、公開の場で、その遊休不動産オーナーに向けてプレゼンテーションを行います。
この取り組みは北九州市で始まりました。
北九州市では、既にこのスクールから生まれたリノベーションプランが次々に事業化されています。
先般、私自身も北九州に行き、リノベーションスクールに参加してきました。
実際に、不動産オーナーにリノベーションプランのプレゼンテーションを行いました。プレゼン終了後に不動産オーナーから声をかけてもらい、その案件について真剣に相談に乗ってほしいと言われました。
私自身は場所が離れているのでそのプロジェクトには関われませんが、北九州市近隣に住んでいるメンバーが、今、実際にプロジェクトを進めようとしていると聞いています。
建築、不動産、まちづくりの関係者等が集まり、実事業化へ向けて取り組める仕組みは素晴らしいと、実際に参加して感じました。
ここまで、私なりの市街地既存商業地域の認識と施策をお話させていただきました。
ここからは、3点質問させていただきます。
一つ目に、市街地の既存商店街の現状について認識を教えて下さい。
二つ目に、今後の市街地のにぎわいづくりについて、どのようにお考えでしょうか。
三つ目に、宮津市でも、リノベーションスクールを実施されてはいかがでしょうか。
どうぞ宜しくお願い致します。
<2回目の質問>
商店街の会員数の減少、空き店舗が増加しているという認識をお持ちだというご答弁をいただきました。
私は、イベントを行っていくだけでは、持続した賑わいづくりにはつながらないのではないかと考えます。実際に、空き家・空き店舗を活用したビジネスが小さくてもいいので、興っていくことが、賑わいを創りだし、引いては宮津市の魅力づくりにつながるものだと考えています。
リノベーションスクールが最初に始まった北九州市では、現在、民間不動産オーナーと民間まちづくり会社が不動産リノベーションの投資を行っています。この発端は、民間主導となるための仕組みづくりや構想づくりを市役所が行ったことです。
リノベーションスクルールは半年に1度開催されています。次回は2月開催なのですが、市の職員を派遣して勉強されてきてはいかがでしょうか。
<3回目の質問>
やる気のある民間があったら支援したいと市長も以前から仰っておられますが、プレイヤーがなかなか見つからないという現状があります。でも、私たちが見えてないだけで、プレイヤーはたくさんいるのかなと最近思うようになりました。路地裏店舗にはまた新しいお店がオープンするような雰囲気があったり、新業態にチャレンジしたいという人がいたりと知らないだけでプレイヤーはいるんじゃないかと思います。
小さくても自分で何かやりたいという人たちを見つける、という視点でも、このリノベーションスクールの仕組みはいいと思います。
まずは市の職員さんをリノベーションスクールに派遣していただき、今述べた視点でも開催を検討していただければ嬉しいと思いますが、いかがでしょうか。