活動報告

教育

令和2年度当初予算 総括質疑~丹後地域の高校教育について~

●総括質疑のご報告!
令和2年度当初予算特別委員会において自民党議員団を代表して総括質疑の機会をいただきました。
①新型コロナウイルス感染症対策について ②「食の京都」について ③「京都ブランド米」新展開事業について ④丹後地域の高校教育について 質問を致しました。
この内、【④丹後地域の高校教育について】質問と答弁内容をご報告致します。

教育長からは、学舎制が始まるにあたっての決意や、
学舎間の移動にあたって、放課後に合同部活動を行う平日の2日間生徒が無料で学舎間を往復できるバスの運行に要する予算、また、清新高校では、スクールカウンセラーは勿論、支援体制を構築していくために必要なスーパーバイザーやアドバイザー、外部専門家に要する予算について確保頂いた旨のご説明がありました。

この間、私としても学舎間の移動や清新高校の支援体制については、幾度となく府に要望してまいりましたので、
一定のご理解を得られたことは大変ありがたいことです。

今後の課題としては、学舎間の移動において土日をどうするか、
学舎制が始まってからおこる課題については柔軟に対応いただくようお願いしました。

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(質問)
丹後地域の高校教育についてお伺い致します。

地域の皆様の理解を得ることで、令和2年度入学生から宮津高校と加悦谷高校が宮津天橋高校、網野高校と久美浜高校が丹後緑風高校としてそれぞれ1つの高校になり学舎制が始まります。また、伊根・弥栄・間人の分校が現在の弥栄分校の場所で、清新高校として生まれ変わります。学舎間の連携した取り組みでは、双方向の教育活動を実施することを目的に遠隔教育システムが導入される予定であり、新設校では、ICT機器の活用などできめ細やかな対応をしていただくこととされており期待しております。ただ、不安な点として、丹後地域は公共交通機関が充実している地域ではないため、学舎間の移動をバス等で補うなど、保護者や生徒に負担をかけないような取り組みも必要でありますし、清新高校では、幅広い課題を抱えた生徒が入学することが予想されることからその対応についても心配しております。
そこでまず始めに、教育長にお伺いします。地域の方にとってもなじみの深い、今までの高校のかたちがなくなることは寂しいことでありますが、子供たちの教育環境をしっかりと整えるためにと高校再編が行われました。この高校再編によって丹後地域でどのような教育を進めていこうとされているのか、学舎制開始が直前に迫ったこの時期に、改めて決意のほどをお聞かせ下さい。

次に、丹後の特色を活かした教育を実施する「地域創生教育推進プログラム」をより一層推進していくためには、コーディネーターや教員に対して指導力向上のアドバイスをする学術顧問の配置なども考えないといけないと思いますが、お考えをお聞かせください。

次に、以前より学舎間の移動が必要なところをバス等で補うなどの取り組みが必要だと申し上げてきましたが、今回の予算案でも配慮をしていただいたとお聞きしています。どのような対策を講じていただけるのかお聞かせください。
さらに、清新高校については、今までそれぞれ分校に通っていた生徒や幅広く課題を抱えた生徒が入学することが予想されるため、各生徒が有する不安や課題により親身に対応できるスクールカウンセラーなどの配置が必要だと考えますが、お考えをお聞かせください。

(教育長答弁)       

中島委員の御質問にお答えいたします。
丹後地域の高校教育についてであります。

 府教育委員会といたしましては、全国的に少子化による統廃合が行われる地域も多い中、学舎制の導入や、フレックス学園構想に基づく高校の設置、それに海洋高校や峰山高校も加え、丹後地域の公立高校が一体となり、地域コミュニティの核として、その存在価値を高めていくことを目指していきたいと考えております。同じ課題を抱える地域の一つのモデルとなるよう、各校のそして丹後地域の教育の更なる充実に向けて積極的に取り組んで参ります。

 また、地域創生教育推進プログラムについてですが、高校だけでなく、地元企業やNPO等とともに行うものであることから、地域とのコーディネーターの役割を担う市町の地域おこし協力隊や地元自治体との連携、また大学からの助言等が必要となって参ります。

そのため、各学校においてそうした連携をしっかりと図っていけるよう校内体制の整備を進めて参ります。

 次に、学舎制を導入高校での学舎間移動については、放課後に合同部活動を行う平日の2日間生徒が無料で学舎間を往復できるバスの運行に要する予算、また、清新高校では、スクールカウンセラーは勿論、支援体制を構築していくために必要なスーパーバイザーやアドバイザー、外部専門家に要する予算についても今議会において提案をしております。

 こうしたことなどを通じ、再編後に生徒がスムーズに学校生活が送ることができるよう準備を進めておりますが、今後はより効果的な合同部活動の在り方や、入学してくる生徒にどのような支援が必要かなどを見極めながら、生徒に寄り添った支援等に努めて参ります。

(答弁への返答)
ご答弁いただきました。特に部活動については土日も含めて学舎間移動が必要であると思いますし、学舎制が始まってから生じる課題については、今後臨機応変に対応いただくようお願い申し上げます。

引き続き、丹後の子どもたちに最善の教育環境を整えていただくことをお願い致します。

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