インターンシップ5日目
こんにちは。このブログを書いているのはインターン生の宮田悠司です。
今日は午前中から市議会議員、市長、副所長、議長、市役所の主要な部署の職員の方々が出席する本会議がありました。私が傍聴した議会の中で一番大きなものでした。本会議は実質的な議論が行われるのではなくこれまでの3月議会の委員会で話し合われたものの議決をとる形式的な議会でした。
その後、総務文教委員会の傍聴をしました。今日は予算に関する議題であったため、突っ込んだ細かい質疑が行われました。地方議会は国会の形とは異なり、どの議員も委員会に置いては、審査する側です。役所と市長が作った案に対して、懸念づけを行っていきます。普通の民間企業であるならば、自主財源であるため細かく指摘・審議されることなく予算を使いプロジェクトや様々な活動を押し進めることができますが、自治体が行う活動は市民から徴収しているお金で賄います。そのため、慎重な審議が必要となるわけです。そして、その議員さんは審議をする役目を担っています。
よくお役所のお仕事が遅いと言われます。しかし、普通の民間企業と比べて速度が遅いのは決して危機感がないから、手を抜いているからなどという理由ではなく、慎重な審議を経た上でないと計画を実行に移すことができないため時間がかかるのでしょう。市民はただ批判するだけでなく、自分たちの税金がどのような扱われ方をしているのかもっと見て行く必要があるし、議会は審議過程について詳細に公表して行った方が精神的に暮らしやすくなるのではないでしょうか。
また、審議される役所の職員の立場から見た感想を少し述べます。委員会においては、自分の行ってきた仕事に対して懸念づけが行われるわけです。聞かれたときにしっかりと根拠をもって答えられなければいけません。それは他の仕事であっても共通することですが、どこから攻められても正確な答えを出せるように論理立てて思考を巡らせながら仕事をしていく必要があります。それができなければ、自分のやりたいことを実行することはできません。当たり前のことかもしれませんが、今回の委員会の傍聴を通じて気付かされました。